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●日本株は大幅続伸、米国株高やワクチン期待で－２万2000円に接近
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東京株式相場は大幅に続伸した。日経平均は２月27日以来ほぼ３カ月ぶり高値で２万2000円に接近した。新型コロナウイルスのワクチンが年内にも配布され感染の第２波が回避できるとの期待や景気の先行きを楽観視して上昇した米国株の流れを引き継いで、世界景気に敏感な半導体関連や電子部品、自動車などの輸出や銀行を中心に買われた。
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楽天証券経済研究所の窪田真之チーフ・ストラテジストは、感染が再拡大したとしても新型コロナに向き合って経済を動かしていくしかないという「Ｗｉｔｈコロナ」の社会的コンセンサスができつつあることを市場が読み取り始めていると話していた。世界的に財政・金融政策を打っても倒産する企業が増えている状況で、ワクチンや治療薬ができるまでの期間に経済を止めることはできないとの見方が強まっているという。
- 東証33業種では電機、輸送用機器、銀行が値上がり寄与度上位
- 石油・石炭製品、鉱業、海運は下落
●中短期債が上昇、２年入札順調で買い優勢－超長期軟調でスティープ化
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債券市場では中短期債が上昇。この日に実施された２年利付国債入札が順調な結果となったことを受けて中期ゾーンを中心に買いが優勢だった。一方、超長期債は軟調となり、利回り曲線はスティープ（傾斜）化した。
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野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
- ２年債入札は国債発行計画が公表された翌日だったことを考えれば想定以上に順調だった
- ６月から始まる新型コロナウイルス感染症対応金融支援特別オペを前に、できるだけ担保を確保しておきたい国内勢の需要があった
- 注目は日本銀行があす公表する国債買い入れオペ方針で購入額レンジが引き上げられるかどうか、引き上げられる場合は午前のオペで買い入れ額が増額される可能性も
２年債入札
- 最低落札価格は100円54銭と市場予想（100円53銭）を上回る
- 応札倍率は5.28倍と前回の5.43倍から小幅低下
- 小さいほど好調を示すテール（最低と平均落札価格の差）は６厘と前回８厘から縮小
●ドル・円は堅調、リスク選好の株高で－ユーロは２カ月ぶり高値
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東京外国為替市場のドル・円相場は堅調に推移。各国での経済活動再開を背景としたリスク選好の株高を受けて、ドル買い・円売りがやや優勢となった。ユーロは大規模な景気刺激策の構想を背景に一時約２カ月ぶり高値を付けた。
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大和アセットマネジメントの亀岡裕次チーフ為替ストラテジスト
- 世界的な経済活動再開の流れと感染再拡大の抑制、センチメント系指標の底打ち感を受けたリスクオンの株高で円は全面安に近い展開。ただ、同時にドルも弱い
- 中国全人代での香港関連法案の採決は織り込み済みだが、米国の対抗措置や人民元相場の下落で米中対立がどこまで激化するかには注意が必要
- ユーロは欧州共同債の提案と景気回復期待が買い材料になっている
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May 28, 2020 at 01:58PM
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きょうの国内市況（５月28日）：株式、債券、為替市場 - ブルームバーグ
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