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Saturday, May 16, 2020

敏感すぎて生きづらい…5人に1人がHSP。その特徴、発達障害との違い、適職とは? 【診断チェックシート付】 - ダ・ヴィンチニュース

 毎日不安な日々が続く状況の中「さまざまな情報が気になって毎日不安で仕方ない」、普段の生活の中でも「周りの顔色が気になって意見が言えない」「ささいな出来事がずっと気になってつらい」…そんな気疲れしやすさ、生きづらさを感じていませんか? もしかしたらそれ、HSP(Highly Sensitive Person:ひといちばい敏感な人)、子どもであればHSC(Highly Sensitive Child:ひといちばい敏感な子)かも。5人に1人いると言われているHSP/HSCについて、知ってみたらラクになるかもしれません。

 最近、日本でも注目されている「HSP(Highly Sensitive Person)=とても敏感な人」。関連本も多く登場しているのでなんとなく聞いたことがある人もいるだろう。もともとは1996年にアメリカの精神分析医のエレイン・アーロン博士によって提唱された概念だが、音や匂いなどの環境による刺激や人の気持ちなどに人いちばい「敏感」な人のことを指す。病気ではなく生まれ持った気質であり(子どもの場合は特にHSC〈Highly Sensitive Child〉という呼び方もある)、なんと世の中の5人に1人はHSPに該当するという。刺激に敏感すぎることで疲れてしまう面もあるというから、もしかするとあなたのしんどさもHSPが原因なのかも? まずはHSPの基本から理解していこう。

HSPの特徴とは?

「とても敏感」というと、心配性やシャイといった消極的なイメージを持つかもしれないが、それでは「内向的な人や敏感な人によく見られる“豊かな内面世界”や“深く物事を考える力がある”といった長所が見落とされてしまっている」と自身がHSPでカウンセラーのイルサ・センは著書『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』(枇谷玲子:訳/ディスカヴァー・トゥエンティワン)で訴える。

 本書では以下のようなHSPの特徴をあげているが、ついマイナスで捉えがちな側面も視点を変えればどれもプラスの側面を持っているのだ。

1. 一度に多くの情報を吸収できる
 ある情報から人より多くの刺激を受ける。時には刺激過多でキャパオーバーになり退避を余儀なくされることもあるが(ex.パーティの中座など)、一方で芸術を鑑賞したり自然と調和したり、敏感だからこそキャッチできる刺激で心を豊かにすることができる。

2. 音やにおいなどの微細な違いも察知できる
 不快な音やにおい、視界に入ってくるものでバランスを崩しやすい。つまり微細な音やにおいの違いを察知できる能力を持っているということでもある。

3. ゆっくり、深く多角的に考えられる
 1つの物事を多面的に捉えるため、物事をじっくり考える「時間」が必要になる。即断即決は苦手だが、よく考えることで独創的な発言や行動ができる。

4. とても慎重で、危機管理能力が高い
 何かを始める時には事前に綿密に考えるため、失敗や不運に見舞われにくい。一方、考えすぎて行動が遅くなったり、常に不安を抱えやすかったりする面も。

5. 共感力が高く、気配り上手
 とても共感力が高いため、相手の気持ちを察知して気の利く行動が取れる。ただしあまりにも共感しすぎることでストレスをためるリスクがある。

6. 誠実で責任感がある
 不穏な空気を敏感に感じ取り、その誠実さから「責任をとらなくてはならない」と思いやすい。あまりに頑張りすぎてバランスを崩してしまうこともある。

7. 想像力が豊かで、内的生活が充実している
 想像力や空想力に富み豊かな内面世界を持つ人が多く、芸術作品を生み出したり複数の分野にまたがって創作活動をしたりする人もいる。意識と無意識を隔てる壁が薄いので、強烈なインスピレーションは自分で上手く昇華できるようになるとよい。

「発達障害」と「HSP」の違いとは?

「HSP」は小さい頃から過敏で特定の食べ物や衣服しか受け付けないといった経験を持つ人も多く、いわゆる「発達障害」(アスペルガーなどの自閉スペクトラム症)が疑われることもある。

 だが「HSP」と「発達障害」は別のものであり、HSPの子(HSC)に詳しい心療内科医の明橋大二先生によれば「自閉スペクトラム症は人の気持ちに関しては、気づきにくい、空気を読むのが苦手というのがあるがHSCはむしろ人の気持ちを察することにひといちばいたけている」(『HSCの子育てハッピーアドバイス』(1万年堂出版)とのこと。

 ちなみに「ADHD」は多動性・衝動性が判断基準で「HSP」の慎重さとは真逆であり、「体を動かすことを好む傾向や、より強い刺激を求める傾向は過敏性とはあまり関係がない」(『過敏で傷つきやすい人たち』〈岡田尊司/幻冬舎〉より)。

「HSP」はみんな「性格的に内向的な人」?

 精神科医・ユングによれば内向的な人とは「物質的な世界よりも、内面世界に関心のある人」のこと。豊かな内的世界を持ち、深く思考するという「HSP」の性質はこうした内向的な人の特徴に当てはまるため「HSP=内向的な人」と誤解されやすい。だが内向的な人の感覚がみな敏感なわけではないし、3割のHSPは外向的なタイプといわれている。ではなぜ7割のHSPは内向的かといえば「HSPは少人数でいるほうが深く考えやすいので理にかなっている。小規模な人間関係であればそれほどすぐに刺激を受けすぎてしまうこともない」(『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』)からだと考えられる。

外向的で冒険好きなHSPもいる

 HSPのうち3割はディープな内的世界を持つと同時に、社会的な外向性をも兼ね備えている「HSS(High Sensation Seeking):外向的なHSP」だといわれている。大勢でいることも苦にならないタイプだが、自分の限界以上に社交的であろうとするためにフラストレーションを抱えやすいので注意が必要だ。また、中には冒険心が旺盛で退屈を感じてはすぐに行動するタイプもいる。「片足でアクセルを踏み、もう一方の足でブレーキペダルを踏むのにちょっぴり似ている」(『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』)というこのタイプは、自分から求めたはずの刺激で疲弊してしまうこともあり、上手くバランスをとる必要がある。

HSPの人の能力と適職

 共感力が高く相手の気持ちを察知することができるHSPは、サービス業や介護福祉系、カウンセラーなど人を癒す仕事や相手に寄り添う仕事に向いているといわれている。ただし敏感すぎるために余計な情報までキャッチして疲弊してしまわないためには、自分自身を十分にいたわることを忘れないようにしたいもの。また想像力が豊かで内的世界が充実しているので、自然や動物関係や芸術系の仕事も適職だろう。「HSPは環境が整っていない状況下では困難に見舞われるが、適切な環境下ではHSPでない人たちよりもその環境を楽しめる」(『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』)だけに、「自分のペースで仕事ができる」といった観点で仕事を選ぶのもポイントになりそうだ。

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