【ニューヨーク＝小林泰明】米シェール掘削大手のチェサピーク・エナジーは２８日、米連邦破産法第１１章（日本の民事再生法に相当）の適用を申請し、経営破綻した。同社は１９８９年に設立され、シェールガス開発の先駆けとして知られる。エネルギー価格の低迷で経営不振が続いていたが、新型コロナウイルスの感染拡大などによる原油価格の急落が追い打ちをかけた。
負債額は３月末時点で約９５億ドル（約１兆円）に上る。同社は「負債などを考慮すると、必要な決断だった。ビジネスを根本的に見直し、資本構造を強化する」としており、債務を削減して再生を図る。
原油価格は３月以降、歴史的な安値水準が続いた。経営が悪化するエネルギー企業は相次いでおり、４月初めにはシェールオイルの開発や生産を手がける米ホワイティング・ペトロリアムが経営破綻している。
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June 29, 2020 at 08:07AM
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米シェール掘削大手が経営破綻、負債１兆円…価格低迷に感染拡大追い打ち - 読売新聞
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