中国の景気動向に敏感な銅の国際価格が2カ月半ぶりの高値をつけた。指標となるロンドン金属取引所（LME）の3カ月先物価格は1日の終値が1トン5484ドルと前週末から107.50ドル（2%）上昇した。中国の製造業購買担当者景気指数（PMI）が改善したことが好感された。
中国メディアの財新と英調査会社IHSマークイットが1日に発表した5月の中国製造業PMIは、前月比1.3ポイント高い50.7だった。好不況の境目となる50を上回った。銅地金消費の世界全体の5割を占める中国で、製造業を中心に需要回復が続くとの期待が広がった。
香港情勢を巡って米中の対立が再燃しており、市場には不安心理も広がる。みずほ銀行金融市場部の能見真行調査役は「5500ドル台を継続的に保つのは難しいだろう。しばらくは上値の重い展開になる」とみる。
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June 02, 2020 at 12:31PM
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LME銅、2カ月半ぶり高値 中国PMI改善を好感 - 日本経済新聞
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