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Sunday, July 5, 2020

東京都知事選で小池氏が勝利宣言、コロナ第2波へ「重要な時期」 - ブルームバーグ

任期満了に伴う東京都知事選が5日行われ、小池百合子知事の再選が確実となった。NHKが速報した。新型コロナウイルス対策や来年に延期された東京五輪・パラリンピックの開催の是非などが争点となった。

  小池氏は「2期目の重責を担う重さに責任を感じる」と勝利宣言した。都内で新規感染者が再び増加する中、「喫緊の課題は新型コロナ対策だ」とした上で、「第2波に備える意味で非常に重要な時期だ」と訴えた。

  コロナ対応については、検査・医療体制を強化するための、今回の知事選で公約した東京版CDC(疾病対策センター)を創設すると明言。事業者への休業要請に関しては、全体への要請ではなく、感染者の多い地域や業種に応じて「効果的な方法を進めたい」とした。政府が緊急事態宣言を東京や国全体に発令する形は「もう取りにくいのではないか」との認識を示した。

  勝利宣言の際にも、「コロナ禍で、万歳という気持ちにはなりにくい」と述べ、緊張感を持って対応をする姿勢を強調。国に対しては、「厳格な水際対策を行ってほしい」と注文した。

Tokyo Governor Yuriko Koike Welcomes Nod of Support From Party She Defeated

小池百合子氏

  東京五輪に関しては、来年実施できるよう「コロナ対策をしっかり進めたい」とした上で、大会の簡素化など、「国民が納得いく形で進める必要がある」と語った。

  小池氏は政党からの推薦を受けず選挙戦に臨んだが、独自候補擁立を断念した自民党と公明党が実質的に支援。元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏、れいわ新選組代表の山本太郎氏、元熊本県前副知事の小野泰輔氏ら21人を破った。

  期間中、小池氏は公務優先と密集・密閉・密接の「三密」回避のため、SNS(会員制交流サイト)などでの発信を中心とした「オンライン選挙」を展開。街頭演説や商店街などで歩きながら支持を訴える「練り歩き」などの活動は行わなかったが、報道各社の情勢調査では、他候補を引き離して優勢を保った。

  午後6時現在の投票率は33.5%で、2016年の前回選挙の36.48%を下回っている。一方、4日までに期日前投票を行った人は、有権者全体の約15%に当たる175万4013人で、前回と比べて約4万5000人増加した。都内各地の投票所では、消毒液の設置や記載台の間隔を広げるなどの感染症対策が取られた。

  再選後、小池氏が直面するのは、再び都内で感染者が急増している新型コロナウイルスへの対応だ。

  新規感染者数は、6月下旬に連日50人以上が確認されるなど増加傾向にあったが、7月2日に107人と2カ月ぶりに100人を超えた。さらに3日には124人、4日には131人の感染が判明。小池知事は4日、不要不急の他府県への移動は控えるようツイッターなどで呼び掛けた。5日の感染者は111人だった。

  経済活動に大きな影響を与える事業者への休業要請については、慎重な姿勢を示している。小池氏は3日の記者会見で、政府が再び緊急事態宣言を発令した場合には、専門家の意見を聞いて判断する必要があると述べた。

  他候補からは再延期や中止の声が上がっていた東京五輪・パラリンピックついては、新型コロナウイルスに打ち勝つという「目標」として、簡素化や費用の最小化などを進めて来年開催する意向だ。

  防衛相や環境相を歴任した小池氏は、2016年の都知事選で初当選。17年の都議会議員選挙では、自らが率いる地域政党「都民ファーストの会」が圧勝し、改選前に第1党だった自民党を抑えて最大会派となった。同年の衆院選に「希望の党」を結党して挑んだが、民進党の一部合流を拒否した「排除の論理」で支持が離れ、失速した。

  5日夜のNHKの特番に出演した小池知事は自らの転身も含めた国政との関わりについて問われたが、「この4年間は死活的に重要」として、東京五輪やコロナ対策などに「しっかり都知事として務めていきたいと考えている」と述べるにとどめた。

(小池知事のコメントを追加して更新しました)

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