◆メジャーリーグ・ワイルドカードシリーズ ツインズ1―3アストロズ(30日、ミネアポリス・ターゲットフィールド)
前田健太投手(32)の所属するツインズが30日(日本時間10月1日)、ワイルドカードシリーズ(WCS)第2戦の本拠地・アストロズ戦に敗れて、2連敗で敗退が決まった。1―1で同点の7回2死で、2番手右腕・スタシャクがコレアに中堅右へ勝ち越しソロを浴びた。1点ビハインドの9回には、抑えのロジャーズを投入したが、ダメ押し点を奪われてリードを広げられた。
36勝24敗で2年連続の地区優勝を果たし、第3シードで今季もPSまで駒を進めたツインズ。初戦も先発の前田が5回無失点と好投しながら打線が沈黙して1―4で敗れた。2004年から続き、メジャーワースト記録となるポストシーズン(PS)の連敗は「18」に伸びた。
バルデリ監督は「予想した終わり方ではない。私達はもっと勝ち進めると信じていたから、とてもタフだ。いい野球が出来なかったことを認めるのは、辛いが、それが現実だ。素晴らしいプレーをしたアストロズを祝福したい。クラブハウスの中には、色々な感情がうずまいている。過去に例のないシーズンから我々は色々なことを学んだ。公式戦を全力で戦い、プレーオフに全てを出し尽くしたが、勝ち進むには十分でなかった。この2試合は、公式戦とは違って、なかなか得点ができなかった。両試合とも、多くはないにしろ、攻撃のチャンスはあったが、走塁面でプレッシャーをかけることができず、得点につなげることができなかった」と振り返った。
レギュラーシーズンではチーム最多16本塁打を放った主砲で40歳のベテラン・クルーズは「こんな形で、ここを去る準備など、誰もしていなかった。だが、これも、野球なんだ」と言葉を絞り出していた。
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