プロ野球のオリックスや米大リーグのマリナーズなどで活躍し、2019年3月に現役引退したイチローさん(47)=本名・鈴木一朗=が年内に、甲子園優勝経験のある高校でアマチュア指導者としてデビューする。28日、関係者が明かした。今回は数日間の臨時指導とみられるが、イチローさんは将来的に高校野球などアマ球界の指導者への転身に関心を示している。
イチローさんはマリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めている。日本学生野球協会は原則として、プロ球団に在籍中の監督、選手らに高校生や大学生への指導に必要な「学生野球資格」の回復を認めていない。だがイチローさんの野球界への功績などを考慮し、特例を容認。イチローさんは19年12月に回復のための研修会を受講し、今年2月に資格回復していた。ただし、指導できるのはマリナーズの肩書での活動のないシーズン終了から2月のキャンプインまでとなっている。
イチローさんは引退記者会見で、アマ球界への指導について「今日をもって元イチローになるので、それが小さな子どもなのか、中学生なのか、高校生なのか、大学生なのか分からないですけど、そこには興味がありますね」と語り、その後も高校野球の魅力はことあるごとに口にしていた。
イチローさんは愛知・愛工大名電高から1992年にドラフト4位でオリックスに入団。94年にプロ野球史上初のシーズン200安打を達成し、同年から7年連続で首位打者となった。01年にポスティングシステムでマリナーズに入団し、日本人野手で初めての大リーガーになった。04年には大リーグ記録を84年ぶりに塗り替えるシーズン262安打を達成。日米通算4367安打を放った。【藤田健志】
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