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Saturday, January 16, 2021

伊藤美誠「最後まで落ち着いて考えられた」王座奪還まであと1つ 女王・早田ひなとの激闘制す【全日本卓球】|テレビ東京卓球NEWS:テレビ東京 - テレビ東京

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伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba

「天皇杯・皇后杯 2021年全日本卓球選手権大会」<1月11~17日/大阪> 大会最終日の1月17日、女子シングルス準決勝で18・19年大会三冠女王の伊藤美誠(スターツ)が前回女王の早田ひな(日本生命)をゲームカウント4-3で下し、決勝進出を果たした。

3年連続同カードの準決勝となったこの1戦。前々回は伊藤が4-0で完勝し、前回は4-3で早田がリベンジ。ともに勝った方が頂点まで駆け上がっている。

第1ゲームを奪ったのは早田。4-4となったところで、伊藤がサーブミスをし、次のラリーは早田の打球がエッジで入って、6-4。ここから畳み掛けるように早田が猛攻を見せ、4-4からの7連続ポイントで先制した。

第2ゲームも序盤は早田がリード。一方の伊藤は、4-2や7-7の場面、フォア強打でらしくないミスをするなどなかなか流れに乗り切れないが、サーブで変化をつけ、我慢のプレーでじわりじわりと追いつき、ゲームを奪い返す。

第3ゲームは、バック面の表ソフトラバーでのレシーブを増やし、回転の変化をつけていった伊藤がリード。早田のドライブのスピードにも慣れ始め、打撃戦では相手のミドルや空いたフォアサイドを突くなど巧みなコース取りも見せた。早田も終盤であえてゆっくり飛ばすループ気味のバックドライブを使うなど緩急をつけて粘るが、このゲームは11-9で伊藤が奪取。

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早田ひな Photo:Itaru Chiba

第4ゲームは、早田がストレートへの攻撃を増やして、中盤6連続ポイント。コースが読めなくなったことで伊藤は早田の回転にも押されるようになって、ミスが出てしまう。

第5ゲーム、伊藤リードの4-2のあと、速いラリー戦を早田が制して4-3となり、ここで伊藤ベンチがタイムアウト。早田を勢いに乗らせないための作戦だ。次のプレーでは、早田のサーブをフォアで攻めて伊藤が奪い返す。しかしながら早田もこのあと強気のサーブで3本連取し、6-6と追いつくと、終盤も3本連取で早田が第5ゲームを取る。

勝負をかけた第5ゲームを落とした伊藤だが、もちろんこれで崩れるほどやわなメンタルではない。第6ゲーム、レシーブで変化をつけて序盤でリードを奪うと、6-4の場面では我慢のブロックで早田のドライブミスを誘った。最後も強烈な3球目バックハンドで第6ゲームを奪った。

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伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba

互いに一歩も引かない白熱のライバル対決。ゲームカウント3-3のタイとなって、最終第7ゲーム。伊藤はフォアスマッシュで早田のバックを攻めていく強気の戦術で4-1とリード。そして6-3となったところで、早田ベンチがタイムアウトを取り、ここから3本連取で6-6と追いつく。しかし、伊藤が自分のサーブからの展開できっちり得点し、最後は早田のフォアドライブがオーバーし、伊藤が勝利。昨年のリベンジを果たして、決勝進出となった。

試合後のインタビューで伊藤は「接戦になるという準備はしていたんですけど一本ずつ集中して最後まで落ち着いて考えられました。決勝は自分らしく楽しみながら勝ちにいきたいです」とコメント。

女王への返り咲きをかけて戦う決勝戦は石川佳純(全農)との対戦となる。

【2021年全日本卓球選手権大会】
<女子シングルス準決勝>
伊藤美誠(スターツ)4-3 早田ひな(日本生命)
4-11/11-9/11-9/7-11/8-11/11-8/11-8

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伊藤美誠 Photo:Itaru Chiba

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