
主将としてしっかり地に足を付け、28年ぶりの吉報を待つ。前日の28日は午後4時から全体練習を開始。打撃練習などをこなした川村主将は「目の前のやるべきことをやるだけ」と、冷静に現在の心境を口にした。 遠い存在だった甲子園。北海で夏2年連続出場を果たし、2016年に準優勝している兄・友斗(仙台大3年)の試合を4試合現地で観戦した。埋め尽くされた観客席、聞いたことのない大声援を目の当たりにし、異次元の世界だと認識させられた。 同校では入学直後の1年生が知内町内の重内神社を訪問し、甲子園出場を祈願するのが恒例行事。敷地内にある展望台から球場がある方向に向かってお祈りする。しかし、聖地の特別な雰囲気を知っている川村にとっては夢のまた夢。「実際に行ったけど、現実かどうかも分からないくらい遠かった」と当時を振り返る。 それでも、今はその憧れ続けた舞台に手が届くところまで来た。チームメートの前では平然を装うが、「ドキドキしています」と思わず本音をポロリ。昨年12月に21世紀枠候補に選出されてからは就寝前に必ず考えてしまうほど、甲子園が近い存在になってきたと言う。 今年の全体練習初日、神社でお祈りしたのは「1年間、病気、ケガをしませんように」。神頼みはしない。いつも通りの1日を過ごし、運命の時を迎える。 (島山知房)
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