
▽即時追尾
「安全に漁ができる環境ではなかった」。15日から2日間、尖閣周辺で操業した市議の仲間均氏(71)が緊迫する海域の様子を振り返った。2人乗りの漁船「鶴丸」で尖閣海域に到着した時、海警局船は既に2隻が周辺で待ち構えており、翌日まで約26時間にわたって追尾されたという。 16日には尖閣周辺の別の海域で、県内の漁業に所属する船が別の海警局船2隻の追尾を受けた。海警局船が二手に分かれ、違う海域で漁船を同時追尾するのは珍しい、漁船を尖閣周辺で発見した場合は即時に追尾を開始し、威圧を加えて積極的に周辺海域から排除する意図が見て取れる。 昨年11月に来日した中国の王毅外相は「偽装漁船が繰り返し敏感な水域に入っている。このような船舶を入れないようにすることはとても大事だ」と発言。日本側に対し、日中の公船以外の船を尖閣海域に入れないことを提案した。 王氏の発言は事実上、尖閣周辺を日中の共同管理とすることを意味しており、日本政府は即座に拒否。ただ日本漁船排除を目指す海警局船の動きは、王氏の発言と軌を一にしている。 ▽偽装漁船 尖閣周辺に出漁する漁船が「偽装漁船」であるとする中国側の主張は事実なのか。 関係者によると今月に入り、尖閣周辺で海警局船の追尾を受けた延べ5隻は石垣島と宮古島から出港しており、いずれも地元の漁協に所属している。 昨年、尖閣海域で海警局船の追尾を受けた与那国島の漁業者は、当時の八重山日報の取材に対し「尖閣海域は自分の漁場。今後も行き続ける」と断言した。 尖閣周辺への出漁は燃料費がかさみ、悪天候になった場合は避難港もないため、出漁する漁業者は限られる。ただ少数ながら尖閣海域を生活の糧と認識している漁業者はおり、漁場を守る熱意から出漁を継続している。 一方、水産庁は漁業活動の実績のない者が尖閣に向かうことを認めていない。報道関係者が漁船に同乗することもできない。 中国側の「偽装漁船」発言は、尖閣へ出漁する少数の漁業者に「活動家」のマイナスイメージを与えるための宣伝工作と見られる。
からの記事と詳細 ( 日本漁船「排除」の意図明白 中国側の宣伝活動も 海警法施行から3週間(八重山日報) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3dyficU
No comments:
Post a Comment