岸防衛相が、イランのハタミ国防軍需相と１５日にも電話会談を検討していることがわかった。伝統的に良好な両国関係を維持・強化するのが狙いだ。緊張が続く中東情勢についても意見交換する。
日本政府は昨年１２月、日本関係船舶の安全確保のために中東に派遣している海上自衛隊部隊の活動期間を１年延長した。岸氏は会談で、活動の意義についてイラン側に改めて理解を求める方針だ。
中東情勢を巡っては、米国のトランプ前政権がイランへの制裁を再開し、緊張が高まった。岸氏はイランとの関係の再構築を模索するバイデン新政権の誕生を機に、両国の緊張緩和を促したい考えだ。
日イラン防衛相の電話会談は昨年１月以来で、岸氏が昨年９月に就任してからは初めて。
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