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Monday, March 15, 2021

狙いは“家出少女” SNS介した性被害相次ぐ 背景にコロナ禍 - ITmedia

産経新聞

 会員制交流サイト(SNS)などインターネット上での出会いをきっかけに、未成年の少女が性被害に遭うケースが後を絶たない。標的となっているのは、宿泊場所などの提供を求める「家出少女」。新型コロナウイルス禍に乗じて居場所をなくした少女を巧みに誘い出す投稿もみられ、識者は「SNSは簡単に素性を偽ることもでき、監視体制を強化する必要がある」と警鐘を鳴らす。(王美慧)

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偽名使って接触

 《泊まる所のお金を出してあげるよ》

 2020年7月、家出を検討していた女子中学生は、SNSで知り合った男にこう持ち掛けられた。都内の待ち合わせ場所に向かった女子中学生を待っていたのは、中学教諭、船山恭宏容疑者(43)。2人は近くのホテルに消えた。

 偽名を使い、無料通信アプリ「カカオトーク」で女子中学生とやりとりを続けていた船山容疑者。21年2月、警視庁竹の塚署に未成年者誘拐容疑で逮捕されると「あわよくば性行為できると思った」と、わいせつ目的の犯行だったことを認めた。

 その後の捜査で女子中学生にみだらな行為をした疑いが強まり、船山容疑者は都青少年健全育成条例違反の罪などで起訴された。SNSを悪用し常習的に少女を“物色”していたといい、別の女子高生にもみだらな行為をしていたとして児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で再逮捕された。

危険な「神待ち」

 《両親とケンカして、泊まらせてほしい。お金がないので何でもします》《ベッドは一緒でも構いません》。SNSには、寝泊まりする場所や飲食を無償で提供してくれる人物(神)を求める「神待ち」と呼ばれる投稿があふれている。

 ただ、SNSで宿泊先などを募る「家出少女」が見ず知らずの大人と出会う場合、性的被害のリスクが付きまとう。警察庁によると、20年、18歳未満でSNSをきっかけに何らかの犯罪の被害に遭ったのは全国で1820人に上り、このうち実に9割以上が性的被害を受けていた。

 新型コロナの感染拡大も危険に拍車を掛ける。全国の警察に20年寄せられたドメスティックバイオレンス(DV)の相談は8万2643件と、2001年のDV防止法施行以降、過去最多を更新した。コロナ禍の外出自粛で在宅時間が増えて家庭内暴力が深刻化した可能性があり、こうした家庭内のストレスは子供の家出を誘発しかねない。

 生きづらさを抱える女性を支援するNPO法人「BONDプロジェクト」(東京)の橘ジュン代表は「コロナ禍で居場所を失った少女らが増えたことなどを背景に、大人がその弱みにつけ込み、欲望の対象として利用しようとする書き込みが目立つ」と指摘する。

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 宿泊させる代わりに、性行為を要求されるケースが大半だといい、橘氏は「今すぐ助けてほしい子は、危険と分かっていても応じてしまう。悪いのは子供を利用してもてあそぶ大人だ」と強調する。

 中には、居場所のない少女を支援する団体などと偽り、接触する悪質な事例も確認されている。橘氏は「SNSでは簡単に名前や身分を偽装することができるため、相手の下心や悪意を見抜くのは難しい。SNS運営側がすぐに危険な投稿を削除できる態勢を整えることや、困っている女の子に対して正しい情報を提供するなど対策が必要だ」と訴えた。

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1 comment:

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