◇米国女子◇HSBC女子チャンピオンズ 事前(28日)◇セントーサGC(シンガポール)◇6718yd(パー72)
米国女子ツアー「HSBC女子チャンピオンズ」に初出場する渋野日向子は、17時間のフライトで米国からシンガポール入り。現地入りした25日(日)はPCR検査をしただけで、ホテル待機を強いられたが、月曜日にコース入りして18ホール、火曜日は練習後にハーフ9ホールを回り、この日は18ホールのプロアマ戦で最終調整を進めている。
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「タキアセ(滝のような汗)です。やばいです」と、まずは熱帯の暑さに驚いた様子の渋野。「日本でもこんなにかかないよな、っていうくらい汗が吹き出てくるし、手から垂れるし、足からも垂れる。17時間飛行機に乗って、次の日に18ホール回ったら結構しんどかったです」と、時差ボケも相まって「なんか大丈夫じゃなさそうです」と苦笑い。表情は明るいものの、「余裕で2リットル近く飲む」と、必死で水分補給を繰り返して、厳しい暑さと向き合っている。
2週間前の「ロッテ選手権」では4日間アンダーパーを続けて、パーオン率100%(1R)やノーボギー(1R、3R)を記録するなど、改造中のスイングも手応えが増している。それに加えて、「ハワイでは4日間のうちで2回、池ポチャ発進(2R、FR)をしているけど、そのあとにバーディを取り返すようなゴルフが久しぶりにできた。ダボを打っても、自分のやりたいスイングができれば曲がらないっていうのは分かっているので、怒りながらもそこだけに集中してやっています」と、精神面の成長も顕著だ。
まず目指すのは来年の米ツアー出場権。とはいえ、ロレックスランキングでは東京五輪出場圏内となる日本勢2番手(21位)につけているものの、古江彩佳(22位)や稲見萌寧(31位)といった若手たちの追い上げも急だ。
「(稲見)萌寧の8戦4勝はちょっとよく分からないですけど(笑)、すごいなっていう思いしかない。でも、自分がそれで焦っているっていうことはないし、我が道を進むじゃないけど焦る必要もないと思う。(オリンピックに)出たい思いもあるけれど、やっぱり今やっていることをしっかりやりきることが大事だと思う」と改めて強調した。
会場となるセントーサGCの印象は「グリーンが大きくて速い。パー5も簡単に獲れるホールが少ない」というが、優勝スコアは20アンダー前後と読んでいる。今週は厳しい入国制限でトレーナーもいない中、渋野はアジア連戦用に「マシンガンみたいな(笑)」マッサージ機を持ち込んで、「なめていたけど意外にいいです!」とセルフケアで対応している。「予選落ちがないので、初日からスタートダッシュをしたいけど、そこまで焦らず、1打1打考えながらできたらいい」とメンタル面もセルフケアを行いながら、過酷な4日間に挑んでいく。
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