赤羽国土交通大臣は、菅総理大臣と官邸で会談したあと記者団の取材に応じ、新型コロナウイルスの水際対策を強化するため、国際線の運航に関わるパイロットや客室乗務員にワクチンを優先的に接種することを検討する考えを示しました。
赤羽国土交通大臣は、27日総理大臣官邸で菅総理大臣と昼食をとりながら会談しました。
会談のあと、記者団の取材に応じた赤羽大臣は「菅総理とは、航空会社の国際線のパイロットや客室乗務員の人たちのワクチン接種について、水際対策として優先的に接種できないかという話をした」と述べました。
そのうえで赤羽大臣は「菅総理からは『水際対策という意味ですごく大事なことだから、前向きに検討するように』と話があった。これから省内で詰めていく」と述べ、国際線のパイロットや客室乗務員を対象とした優先的な接種を検討していく考えを示しました。
加藤官房長官「水際対策も考慮に入れ検討」
加藤官房長官は午後の記者会見で「日常的に海外とアクセスする国際線のパイロットなどに対する早期の接種を進めてほしいということは、関係者からも要望があることは承知している。政府としては国際線のパイロットなどを含め希望するすべての国民に安全で有効な新型コロナワクチンを1日も早く届けるよう、全力で取り組んでいる。水際対策という観点も当然考慮に入れながら、検討は進められるべきものと考えている」と述べました。
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