インド五輪委会、東京組織委に抗議文送る 東京組織委、デルタ変異株の影響で行動規制を強化
インド・オリンピック委員会が、東京五輪に出場するためインドから日本に入国する選手団に3日間の練習を禁止するのは、「不公平で差別的だ」と抗議する文書を東京五輪・パラリンピック組織委員会に送った。共同通信が21日付で報じた。 インドの委員会は「インド選手たちはワクチン接種済みで、来日前の7日間にも毎日PCR検査を受けるなど十分な対策を講じている」とし、(日本が)インドなどに規制を強化するのは差別だと反発した。インドの委員会は、東京五輪組織委が最近インドで初めて発見された新型コロナウイルスの変異株、デルタ株の拡散を防ぐため、インドなどからの選手団に対してのみ、来日後3日間、他国との練習試合や合同練習を禁止するなど、行動規制を強化したことを問題視している。 インドの委員会は「大会直前の数日間は選手たちの状態をピークに持っていくために重要だ」とし、「東京五輪に向けて長い間努力してきた選手たちを苦しめる措置」だと批判したと、同通信は報道した。東京組織委の措置によって、インドのホッケー選手団が来日後に予定していた練習試合ができなくなる可能性もある。 インドの委員会は「五輪憲章はいかなる種類の差別も受けることなく、スポーツをする機会を与えなければならないと規定している」と強調した。 キム・ソヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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