千葉県が妊婦支援強化へ コロナ感染妊婦の赤ちゃん死亡受け
千葉県で、新型コロナに感染した妊婦が入院先が見つからないまま自宅で出産し、その後、赤ちゃんが死亡したことを受けて、千葉県は感染が確認された妊婦への対応を強化することを明らかにしました。
千葉県医療整備課 田村圭課長
「私たちとしては痛恨の極み。新型コロナウイルス感染症の症状が中等症以上の妊婦さんの方、こういった方を受け入れる体制を強化するよう改めて依頼をしました」
きょう午前、千葉県が会見を行い、新型コロナに感染した妊婦への対応を強化すると明らかにしました。
コロナに感染した妊婦については、千葉県柏市で妊娠２９週目の３０代の女性が感染し、今月１５日から保健所などが入院先を探していましたが、受け入れ先の病院が見つからず、今月１７日に女性はそのまま自宅で男の赤ちゃんを出産。赤ちゃんは搬送先の病院で死亡が確認されました。
千葉県は今後、県内の医療機関と追加の対応策についても協議していくとしています。
田村憲久厚労相
「今回、このようなですね、本当に痛ましいですね、ことが起こったということも本当に我々としても心痛む話でございまして。各都道府県に再度お願いをさせて頂くなかにおいて、体制整備をしていただくようにですね、努めて参りたい」
一方、田村厚労大臣は「これまでも体制確保をお願いしてきたが、その体制が組めていなかった」として、各都道府県に対し、コロナに感染した妊婦が確実に入院できる体制を確保するよう要請する考えを示しました。
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