
埼玉県は、新型コロナウイルス感染の後遺症への対応を強化するため、専門に診察する「後遺症外来」を10月にも県内8医療機関に設置する。診療事例をまとめた症例集を県内の医療機関で共有し、後遺症の診療に生かしたい考えだ。
県によると、新型コロナの後遺症には強い
後遺症外来を設置する医療機関は診療科目別に呼吸器科3、耳鼻科2、皮膚科1、精神科1とするほか、症状を問わず対応できる医療機関1とする。県は、これまで独自に後遺症外来で患者を受け入れてきた県内の医療機関とも連携する方針だという。
後遺症の症例集は、外来で治療に当たる医師などから患者の症状を聞き取り、来年2月をめどにまとめる。県医師会などが、県内の医療機関に参考資料として提供することを想定している。
感染者が急増し、今後、後遺症に苦しむ人が増えてくることが予想される。県の担当者は「後遺症外来が増えることで、回復した後も安心して健康状態を相談できる環境を整備していきたい」としている。
発症当時は軽症でも、後遺症に悩まされている人もいる。県内在住の男性(62)は読売新聞の取材に「会社も休まざるを得ず、いつ復帰できるのか分からない。今後のことが不安で仕方ない。決してコロナを侮らないでほしい」と訴えた。
男性は昨年12月に陽性が判明した。不整脈の持病があり、嗅覚障害と息苦しさがあったが発熱はしなかった。入院が必要とされたが、医療機関が逼迫していたため自宅療養を求められた。
幸い重症化せず、今年1月中旬から仕事に復帰したが、同月末に突然、立っていられないほどの倦怠感に襲われた。2月からは仕事に行くこともできなくなり、インターネットでコロナの後遺症外来があることを知って病院に駆け込んだ。
後遺症と診断され、発熱や頭痛もあったことから症状緩和の薬を処方された。男性は6月に再び仕事に復帰したが、8月に激しい倦怠感があり、現在は会社を休んでいる。
毎日30分の散歩を意識しているが、一日の大半を横になって過ごしている。「こんなに後遺症で苦しむとは想像していなかった。周囲の人に後遺症の怖さを伝え、感染予防を徹底するよう話している」と語った。
からの記事と詳細 ( 倦怠感で立てない、仕事にも行けず…コロナ後遺症の男性「こんなに苦しむとは」 - 読売新聞 )
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