『HSP』『繊細さん』といったワードが話題になり、「もしかしたら私もそう?」と気になる人、「だからしんどかったんだ」と自分のこれまでを振り返り納得する人など、様々な反応があるようです。しかしその一方で、HSPに対する誤解が生まれて、本来要らない傷つき体験をしたり、HSPを用いた悪徳なビジネスが増えていたりする現状も。 【写真】敏感で動揺しやすいあなたは、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)かも この記事では、そうした誤解から自分を守るために、HSPの定義やその向き合い方について、臨床心理士の視点からお話しします。 監修:南 舞 ライター 臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。
HSPとは?
SNSやインターネット上で話題になり、メディアで特集されることでその認知度が日々高まっている『HSP』。日本語では、“繊細さん”と呼ばれることもあるようです。最近では、芸能人が自身のことを『HSPである』と告白するケースもあり、より広く一般の方に浸透してきた感じがします。 【HSP(High Sensitively Person)】とは、感受性が高く、周囲の環境に敏感で繊細、影響を受けやすい人のことを言います。1996年にアメリカの精神分析医で学者のエレイン・アーロンによって提唱された概念です。日本人では5人に1人がHSPあるいはHSP気質であると言われています。
HSPの特徴は?
エイレン氏によると、HSPには4つの気質的な特性があると言われ、それぞれの頭文字をとって【DOES】と呼びます。 D:ものごとを深く考える(Depth of Processing) ・感覚的な刺激を強く、深く受け取り、処理する傾向がある。 ・長時間考えたり、物事を深く掘り下げて考える癖があり、あまりにも深く考えすぎると鬱々とした気分になってしまうことがある。 O:刺激を受けやすい(Overstimulation) ・人混みや大きな音、強い光などの刺激に五感が敏感に反応する。 ・些細なことで過剰に反応する時がある。 E:共感しやすい、情緒的に反応する(Emotional Reactivity and high Empathy) ・感情や情緒が揺さぶられやすく、強く反応してしまう。 ・人の考えや気持ちを察し、優しく親切にすることができる。その一方で、同情や共感の強さから必要以上に相手に入り込んでしまい、トラブルになることがある。 S:些細な刺激に敏感になる(Sensitivity to subtleties) ・周囲の人が感じないような刺激に敏感に反応することが多いため、心身ともに疲れを感じやすい。また、それが理解されづらいことも。
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