
(表を更新しました) [ニューヨーク 14日 ロイター] - 米金融・債券市場では国 債利回りが低下した。一連の米経済指標を受け、インフレ高進への対応 に向けた米連邦準備理事会(FRB)の早期行動が必要になるという懸 念が後退する中、2年債利回りは8営業日ぶりに下げに転じた。 9日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週 比3万6000件減の29万3000件と、2020年3月中旬以来、 約1年7カ月ぶりの低水準となった。9月の米卸売物価指数(PPI、 最終需要向け財・サービス)は前月比0.5%上昇した。伸びは前月の 0.7%から鈍化し、市場予想の0.6%上昇も下回った。[nL4N2RA3P T] 終盤の取引で、金利見通しに敏感な2年債利回りは1. 4ベーシスポイント(bp)低下の0.354%。 指標10年債利回りも3bp低下の1.519%。 2・10年債利回り格差は3日連続で縮小し、116 .4bp.一時115.6bpと、9月24日以来の低水準となった。 30年債利回りも1.7bp低下し、2.024%。 シーポート・グローバルのマネジングディレクター、トム・ディガ ロマ氏は、需給を巡る状況を踏まえ、エコノミストらの間で「国内総生 産(GDP)伸び率は2─3%程度」になるという見方が広がっている と指摘。「相場は短期的に買いが入る水準となっている」と述べた。 14日は米金融当局者の発言が相次いだ。 セントルイス地区連銀のブラード総裁は、現在の高インフレはFR B当局者の大半が想定するほど早期に緩和されない可能性があるとし、 FRBに対し資産買い入れプログラムの迅速な縮小を改めて求めた。[n L4N2RA3S4] サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、物価動向と雇用情勢 は、FRBがテーパリング(量的緩和の縮小)に着手するに十分なほど の進展が見られたとしながらも、利上げを検討するのは時期尚早との認 識を示した。 リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、FRBがテーパリングを 「円滑に」開始するための道筋を確保したが、利上げが適切かどうかを 判断するにはまだ時間がかかるとの認識を示した。 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標 17時05分 99*17.50 2.0202% <US30YT=RR 銘柄) > 前営業日終 99*02.50 2.0410% 値 10年債(指標銘 17時04分 97*18.50 1.5160% <US10YT=RR 柄) > 前営業日終 97*09.00 1.5490% 値 5年債(指標銘 17時00分 99*04.50 1.0533% 柄) 前営業日終 98*31.25 1.0870% 値 2年債(指標銘 17時05分 99*24.88 0.3642% 柄) 前営業日終 99*24.63 0.3680% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物12 160*03.00 159*21.00 月限 Tノート先物12 131*16.00 131*07.00 月限 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 13.50 0.50 U.S. 3-year dollar swap spread 14.25 0.75 U.S. 5-year dollar swap spread 7.50 0.25 U.S. 10-year dollar swap spread 1.00 0.00 U.S. 30-year dollar swap spread -24.25 -0.75 (ーからご覧ください)
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