[3日 ロイター] - <ロンドン株式市場> バンクホリデーのため休場。
<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。米国の5月雇用統計で雇用増の伸びが市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを積極的に進めるとの警戒感が強まったため売りが優勢となった。
また、今週発表されたユーロ圏19カ国のインフレ率が大きかったのを受けて欧州中央銀行(ECB)の年内の利上げ予想が強まり、10月までに50ベーシスポイントの大幅な利上げが織り込まれた。
STOXX欧州600種指数は週間で0.87%下げた。3日は金利に敏感なテクノロジー株指数が1.22%下落した。
コメルツ銀行のアナリストらは投資家向けメモで「劇的なインフレ傾向と、ECBがFRBに比べて明らかに『後手に回っている』ことを考慮すると、ECBの表現はもっとタカ派的になるはずだ」と指摘した。
自動車・部品株指数も1.58%安。フランスの自動車部品大手のフォルシアが6.8%下げて重しとなった。フォルシアは、ドイツの同業ヘラの買収資金として7億500万ユーロ(7億5800万ドル)の増資に乗り出したと発表した。
個別銘柄では、イタリアの航空防衛大手レオナルドが2.0%上昇。ドイツの防衛機器大手ラインメタルがレオナルドの大砲部門オート・メラーラの少数株主持分の取得を提案したのが買い材料となった。
<ユーロ圏債券> 国債利回りが上昇。欧州中央銀行(ECB)が利上げペースを加速化させるという観測が強まっており、マネーマーケットでは、ユーロ圏の主要政策金利が10月までに100ベーシスポイント(bp)、年末までに125bp上昇するという見方が織り込まれた。
3日発表された5月の米雇用統計も材料視された。雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比39万人増と、市場予想の32万5000人を上回る伸びとなったことが材料視された。失業率も3.6%と、前月から横ばいで推移した。
独10年債利回りは4bp上昇。米雇用統計を受け、2014年以来の高水準となる1.289%を付ける場面もあった。
独5年債利回りは13年以来初めて、1%を上抜けた。
イタリア10年債利回りは約7bp上昇の3.36%と、18以来の高水準を付けた。
週内に発表されたユーロ圏のインフレ指標を受けてボラティリティーが高まり、イタリア10年債利回りは週間で約47bp上昇と、20年3月以来の大幅上昇となる勢い。
独10年債利回りも週間で30bp上昇と、上げ幅は3月以来の高さとなった。
<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード
ユーロ/ドル 1.0709 1.0754
ドル/円 130.94 129.88
ユーロ/円 140.24 139.70
<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード
STOXX欧州600種 440.09 -1.14 -0.26 441.23
FTSEユーロファースト300種 1724.15 -5.66 -0.33 1729.81
ユーロSTOXX50種 3783.66 -11.47 -0.30 3795.13
FTSE100種 休場
クセトラDAX 14460.09 -25.08 -0.17 14485.17
CAC40種 6485.30 -15.14 -0.23 6500.44
<金現物> 午後 コード
値決め 1844.9
<金利・債券>
米東部時間14時29分
*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード
3カ月物ユーロ 100.26 0.00 100.26
独連邦債2年物 109.88 -0.05 109.93
独連邦債5年物 125.51 -0.28 125.79
独連邦債10年物 149.63 -0.63 150.26
独連邦債30年物 158.06 -1.14 159.20
*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード
独連邦債2年物 0.653 +0.038 0.615
独連邦債5年物 1.018 +0.047 0.963
独連邦債10年物 1.271 +0.039 1.229
独連邦債30年物 1.520 +0.029 1.483
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