[ワシントン 28日 ロイター] - 米労働省が28日発表した第3・四半期の雇用コスト指数(ECI)は堅調な伸びを示したものの、民間部門の賃金の伸びが大幅に鈍化し、インフレがピークに達したか、ピークに近づいていることを示唆した。
第3・四半期のECIは前期比1.2%上昇と市場予想に一致。第2・四半期は1.3%上昇だった。
前年同期比では5.0%上昇。第2・四半期は5.1%上昇だった。
賃金・給料は1.3%上昇。第2・四半期は1.4%上昇だった。前年同期比では5.1%上昇。第2・四半期は5.3%上昇だった。
民間部門の賃金・給与は1.2%上昇と第2・四半期の1.6%上昇から鈍化。前年同期比では5.2%上昇。第2・四半期は5.7%上昇だった。
小売業、建設業、金融業などインフレに敏感な業種では賃金の伸びが緩やかになっている一方、医療や教育など人手不足が続いている業種では賃金の伸びが加速した。
ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、サラ・ハウス氏は「労働市場に起因するインフレ圧力はピークを脱しつつあるかもしれないが、連邦準備理事会(FRB)にとって十分に弱くなるにはまだ時間がかかるだろう」と述べた。
州・地方政府の賃金・給与は2.1%上昇。第2・四半期は0.7%上昇していた。新学期開始時の教師の給与引き上げが原因とみられる。
ただ、全部門のインフレ調整後の賃金・給与は前年同期比3.0%減少した。
福利厚生は1.0%上昇。第2・四半期は1.2%上昇だった。前年同期比は4.9%上昇だった。
からの記事と詳細 ( 米雇用コスト、第3四半期は1.2%上昇 民間部門の賃金は伸び鈍化 - ロイター (Reuters Japan) )
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