兵庫や大阪、愛知など6つの府県の公安委員会は対立抗争が起きている山口組と神戸山口組への「特定抗争指定暴力団」の指定をさらに3か月間、延長することを決めました。
さらに岡山など4県の公安委員会も7日から指定し、あわせて10府県で取締りを強化することになりました。
去年、尼崎市で山口組系の元組員が分裂した神戸山口組の幹部を自動小銃で殺害するなど対立抗争が相次ぎ、兵庫や大阪、それに愛知などの6つの府県の公安委員会はことし1月、取締りを強化できる「特定抗争指定暴力団」に指定しました。
警察によりますと、それ以降、「抗争」と認定された事件は起きていませんが、各府県の公安委員会は、依然、抗争は終わっておらず住民に危害が及ぶ恐れがあるとして、効力が切れる7日から延長することを決めました。
延長はこれが2回目で、効力はことし10月6日までの3か月間です。
また、ことし5月、岡山市で起きた発砲事件をめぐり、2つの組織の組事務所などがある岡山、鳥取、島根、愛媛の4県の公安委員会は「特定抗争指定暴力団」に指定し7日、官報に公示しました。
「特定抗争指定暴力団」の指定はこれで10府県となり、各府県には組の主要拠点などがある地域に「警戒区域」が設定され、▽組員がおおむね5人以上で集まることや▽組事務所に立ち入ることなどが禁じられます。
警察は、組員の動向など2つの組織の監視を続けることにしています。
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July 07, 2020 at 09:09AM
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「特定抗争」指定を3か月間延長|NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp
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