5日前場中ごろの東京株式市場で、日経平均株価は前週末比330円ほど高い2万3300円台後半で推移している。トランプ米大統領の新型コロナウイルスの感染で、米経済対策の議論が進まなくなるとの懸念が前週末に浮上していたが、議会で最終的には合意するのではとの見方に傾き始めている。米市場で景気に敏感な株式が物色された流れを東京市場も引き継ぎ、業種別の東証株価指数（TOPIX）で鉱業や鉄鋼、非鉄金属、陸運や海運が大幅高となっている。
トランプ氏が中国に攻撃的なメッセージを発信して上海市場が揺れ、日本株にも波及するという展開がこれまでの相場では何度か見られてきた。ただ、国慶節（建国記念日）で中国市場が休場となっているうえ、トランプ氏が自身の健康以外の情報発信は控えていることも重なり「妙な意味で安心感があり、日本株を買いやすい状況になっている」（野村証券の伊藤高志エクイティ・マーケット・ストラテジスト）。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で6735億円、売買高は3億5476万株だった。
ダイキンや資生堂が上昇し、第一三共や中外薬も高い。一方、サイバーやトレンドが下げている。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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October 05, 2020 at 08:11AM
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東証10時 高値圏、バリュー株大幅高 「妙な安心感」 - 日本経済新聞
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