ロッテ沢村拓一投手(32)が30日、海外フリーエージェント(FA)権行使の申請書類を球団に提出した。その後、代表取材に対応し「このたび、海外FA権を行使することになりました。権利をとるにあたってジャイアンツ、ロッテ、数多くの人に恵まれて、支えていただきまして、この権利をとることができたので、心から本当に感謝しています」と話した。主な質疑は以下の通り。

-行使は悩んだか

沢村 そうですね。オフに入ってから1人で向き合う、1人でいる時間が長かったので。トレーニングも1人ですし、そういった意味では、そのことを考えることが非常に多かったと思います。

-今後について

沢村 行使をしたということで、日米42球団と交渉が可能になりましたので、もちろんアメリカの移籍、ロッテの残留、国内への移籍、全て考えられる中で、自分のことを一番必要としてくれる球団で腕を振っていきたいなという気持ちです。

-メジャーへの憧れは

沢村 最高峰の舞台ですから、世界中の優れた選手がプレーする場所という認識の中で、憧れももちろんありますし、夢もありますので、そういった意味で権利を行使させていただく運びとなりました。

-ロッテへの思い

沢村 9月7日にトレードされて、まだ2カ月3カ月くらいにもかかわらず、入ってきた時から気さくに話しかけていただいて。選手、監督、コーチはじめたくさんの素晴らしい方に声をかけていただいた。本当にありがたいです。

-今後の交渉は

沢村 そこはジョン(=代理人のジョン・ボッグス氏)に任せています。

-いつまでに来季プレー先を決めたいか

沢村 年が明けることもあると思います。ぼくの野球人生なので、しっかり考えて決めたいなと思っています。代理人とも話し合いをしていかなくちゃいけないので。自分の野球人生なので、自分の悔いの無いような選択をしたいなと思っています。