19年世界選手権覇者のネーサン・チェン(21)が71年ぶりの5連覇を達成した。ショートプログラム1位から迎えたフリーも208・36点で1位、合計322・28点で優勝した。男子シングルの5連覇は50年大会のディック・バトン以来71年ぶりとなった。

冒頭の4回転ルッツこそ着氷で乱れた。以降は4本の4回転(フリップ、サルコー、トーループ、トーループ)に成功。ジャンプは降りてからの流れがいつもよりなく、演技後には少し首をかしげるしぐさがあったが、後続を引き離す高得点を積み上げた。

17年世界ジュニア王者のビンセント・ジョウ(20)が291・38点で2位、ジェイソン・ブラウン(26)が276・92点で3位。

上位成績は以下の通り。

〈1〉ネーサン・チェン 322・28点

〈2〉ビンセント・ジョウ 291・38点

〈3〉ジェイソン・ブラウン 276・92点

〈4〉ヤロスラフ・パニオット 266・97点

〈5〉マキシム・ナウモフ 244・20点