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●日経平均は大幅反発、景気回復期待継続や円安-海運や鉄鋼高い
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東京株式相場は反発。日経平均株価は500円近く上げ、3万円台に戻した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が経済支援を続ける姿勢を重ねて示したことや、1回接種型ワクチンについての前向きなニュースなどへの安心感から、景気回復への期待が高まり海運や鉄鋼など景気に敏感な業種や電子部品や機械、自動車など輸出関連などが上昇した。
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野村証券の伊藤高志シニアストラテジストは、原油や銅などの商品市況高やワクチンの前向きな話題を受けて前日の米国株式市場ではエネルギー、金融、資本財・サービスなどの上昇率が高く「景気回復期待が続いている物色動向」と説明した。
- 東証33業種では任天堂のウエートが大きいその他製品、ゴム製品、金属製品、鉱業、電機などが上昇率上位
- 小売り、電気・ガス、医薬品は下落
●債券は大幅安、米長期金利の一段上昇で売り圧力ー超長期スティープ化
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債券相場は大幅安。長期金利は2年4カ月ぶりの高水準を付けた。米国の長期金利が昨年2月以来の1.4%台に上昇したことを受けて、売り圧力が掛かった。超長期ゾーンの金利上昇幅が大きくなり、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。
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みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト
- 米国金利の上昇を見ながら一段と売られる展開になってしまっている
- 超長期は来週に30年債入札を控えている上、1月の金利上昇時に年度内の需要が一服している可能性もあり、海外金利の上昇に反応しやすい
- 日本銀行は政策点検に対するいらぬ憶測を避けるため、足元の金利上昇に対して何かすることはないだろう
- 米長期金利はファンダメンタルズ対比で低過ぎた状態がほぼ解消され、このまま一方向に上昇していくともみていない
日銀オペ
- 対象は残存期間1年以下、1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下。買い入れ額はそれぞれ前回から据え置き
- 応札倍率は1年超3年以下は前回から低下、それ以外の3ゾーンは上昇
- みずほ証の松崎氏
- 3-5年のオペ結果が水準的に弱く、午後の相場にも影響
●ドル・円は堅調、米長期金利の伸び悩みで上げ幅解消の場面も
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東京外国為替市場のドル・円相場は堅調に推移。新型コロナウイルスのワクチン効果や米景気刺激策への期待を背景としたリスク選好のムードが広がる中、ドル買い・円売りがやや優勢だった。米長期金利が午後に伸び悩むと上げ幅を解消する場面があった。
ハイライト |
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SMBC信託銀行の佐溝将司シニアマーケットアナリスト
- 米景気回復期待を背景としたリスク選好ムードの中での円売りと米長期金利の緩やかな上昇を受けたドル買いがドル・円の上昇につながっている
- 米景気回復期待はコロナワクチン効果と追加経済対策の成立に向けた動きが背景
- 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言などで米金利の緩やかな上昇は景気回復を織り込む動きとして容認されるとの認識が市場に広がり、株高と米金利上昇が共存するようになったことが最近のドル高・円安トレンドの背景
- 商業決済が集中しやすい五・十日(ごとうび)の仲値にかけてはドルと円の需要に特に大きな偏りは見られなかったようだ
からの記事と詳細 ( きょうの国内市況(2月25日):株式、債券、為替市場 - ブルームバーグ )
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