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Friday, May 7, 2021

緊急事態宣言を31日まで延長、菅首相「効果高い措置を徹底」 - ブルームバーグ

政府は7日、東京、大阪などに発令中の新型コロナウイルスの緊急事態宣言を31日まで延長することを決定した。対象地域は現在の4都府県に愛知、福岡両県を追加する。

  菅義偉首相は対策本部で、大都市部中心に新規感染者数が高い水準にあるとして「高い効果の見込まれる措置を徹底する」と述べた。変異株が流行するインドなどからの入国者には6日間のホテルでの待機を求め、水際対策を強化する考えも示した。

  新たな方針では、百貨店など大型商業施設に対する休業要請を見直し、代わりに午後8時までの時短営業を要請する。イベントの開催条件も緩和した。

  一方、飲食店には時短営業を引き続き要請し、酒類・カラオケを提供する場合は休業を求める。酒の持ち込みを認めている飲食店も休業要請対象に追加した。

緊急事態宣言の内容
  • 飲食の対策徹底を継続、午後8時までの時短要請
  • 酒類・カラオケを提供する飲食店には休業要請を継続
  • 酒の持ち込みを認めている飲食店も休業要請対象に追加
  • イベントは人数上限を5000人か収容人数の半分に、午後9時までの開催
  • 百貨店などの大規模施設に午後8時までの営業時短要請
  • 経済団体に実施状況公表するよう要請-出勤者数減で

  地域ごとに個別の対策を求める場合もあり、西村再生相は「大阪、東京では引き続き強い措置を講じる予定と伺っている」と述べた。

  東京都の小池百合子知事は記者会見で、大規模商業施設への休業要請継続について「検討している」と述べた。新規感染者数などを抑え込むことができれば宣言の解除前倒しも可能との認識も示した。

  共同通信によると、松井一郎大阪市長は記者団に対し、大規模商業施設に対する休業要請は「大阪は緩和できる状況にはない」との認識を示した。医療体制の逼迫が理由で、府内の対策を判断する吉村洋文知事とも考えは一致しているという。

東京都のコロナ感染状況

新規感染者数

出所:東京都

  3回目となる現在の緊急事態宣言では、酒類提供やカラオケ設備を持つ飲食店、1000平方メートル以上の大型商業施設などを対象に休業要請を行った。感染力の強い変異株が流行する中、4月25日から5月11日までの短期間の宣言で大型連休の人出を抑える狙いだったが、感染者数は十分に減少しなかった。

  東京都が7日に 発表した新規感染者は907人。感染者数の直近7日間移動平均は766.4人で、前週比は99.1%だった。

  伊藤忠総研の武田淳チーフエコノミストは愛知、福岡両県の追加や飲酒関連の制限を厳しくする一方で、大規模施設の休業要請を緩和する政府方針は感染リスクに即したきめ細かい対応で「トータルでみれば経済に対してはプラスだ」と指摘した。

  また野村証券の桑原真樹シニアエコノミストは、対象地域中心にサービス業などで個人消費が減少しており、「延長されたことで影響は長引く」と指摘。ただ1回目の宣言時と違い、「米中の景気回復を背景に日本の輸出や製造業の生産活動は堅調」とし、4-6月期は昨年のように大幅なマイナス成長にはならないとの見方を示した。

(対策本部での決定を受けて更新しました)

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