Pages

Wednesday, June 30, 2021

千葉 八街市長“現場の市道など通学路安全対策を強化へ”|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB

千葉県八街市で児童5人が死傷した事故を受け、八街市の北村新司市長は30日、臨時の記者会見を行い「幼い子どもが命をなくすのは胸が張り裂けそうな思いだ。残念で悔しい。財源が限られるなか今回の場所は申し訳ないが十分な措置ができなかった」と述べたうえで、今後、現場の市道やそのほかの通学路の安全対策を強化する方針を示しました。

八街市によりますと、現場の市道は平成20年度から4年にわたって小学校のPTAが毎年ガードレールの整備などを求めていたということです。
市は、予算などの制約があるとして優先順位を付けて道路の整備を進めていましたが、より優先順位の高い場所があるとして現場の道路へのガードレールの整備は実現していませんでした。
また、現場での最高速度の制限については警察との間で検討したことはなかったということです。
今回の事故を受けて八街市では、現場の市道の安全対策を強化する方針で、現在は60キロとなっている最高速度をより低い最高速度に抑えることを警察に要望するいうことです。
また、道路の一部に速度を出しにくいように膨らみを設けたり、車道の外側を示す線を引くなどの対策を、関係機関と協議しながら進めたいとしています。
また、現場の市道以外の小中学校の通学路についても危険箇所の見直しを早急に実施するということです。
さらに、警察と連携して運送業の事業者やトラック運転手に対し、安全運転の啓発活動をしたいとしています。
北村市長は臨時の記者会見で「幼い子どもが命をなくすのは胸が張り裂けそうな思いだ。残念で悔しい。飲酒運転によるものであれば絶対に許されない。財源が限られるなか今回の場所は申し訳ないが十分な措置ができなかった。通学路全体を考えながら道路の整備を進めていて、順序をつけてやっていたことはご理解いただきたい」と述べました。
そのうえで「教育委員会に危険な場所を洗い出すように指示をした。今回の事故を市としても重く受け止め、子どもたちの安心安全のため全力で取り組みたい」と述べました。

【学校再開にあたりバス運行へ】
八街市教育委員会は事故に巻き込まれた児童5人が通う朝陽小学校が7月1日から再開するにあたり、現場の市道を通学路とする児童の精神的な負担を考慮して、当面、登下校のためのバスを運行することを決めました。
バスは登校用に午前2便、下校用に午後4便を運行する予定で、この通学路を使う八街北中学校の生徒も利用できるということです。
また、現場付近には警察の移動交番車が配備されるほか、市の職員などによる見守りも強化するということです。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 千葉 八街市長“現場の市道など通学路安全対策を強化へ”|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB )
https://ift.tt/3h4XOpK

No comments:

Post a Comment