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Wednesday, July 14, 2021

三井住友、米証券と提携 400億円出資へ…M&A強化狙う : 経済 : ニュース - 読売新聞

 三井住友フィナンシャルグループ(FG)は14日、米証券会社「ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループ」と資本業務提携すると発表した。ジェフリーズの発行済み株式を最大約4・9%取得し、企業の合併・買収(M&A)に関連する事業を強化する。取得額は400億円規模に上る見通しだ。

 ジェフリーズは米証券準大手で、M&Aの助言業務に強みを持っている。三井住友FGの顧客である日本企業のM&Aの助言・仲介機能を強化したり、新たなノウハウを獲得し、自社グループのM&A事業の拡大につなげたりする狙いがある。ワクチン接種が世界で進むなか、コロナ禍の収束を見据え、脱炭素化やデジタル化を加速したい企業によるM&Aが増えるとの判断も働いた。三井住友FGは昨年11月に、傘下のSMBC日興証券がジェフリーズと米国株に関する調査業務で提携していた。

 三井住友FGは今年に入って、ベトナムの消費者金融会社やフィリピンの地場銀行、インドの金融サービス会社に出資することを発表している。国内は低金利の長期化で難しい事業環境が続いており、海外事業の収益強化を急いでいる。

 一方、ジェフリーズとしては、米国におけるM&Aで三井住友銀から資金協力を受けやすくなるとみられる。ジェフリーズは14日の声明で「今回の提携は長期的な関係の始まりと考えている。それぞれの事業の多くの面で、長年にわたる関係を期待している」とした。

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