
[シドニー 10日 ロイター] - オセアニア外国為替市場で豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルは軟化した。コモディティー価格の下落や米連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和の縮小)早期開始観測が背景。
豪ドルは0.16%安の0.7316米ドルとなった。
ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が発表した7月の豪企業景況感指数が2カ月連続で大幅に低下し、新型コロナウイルスの感染拡大が景気に悪影響を及ぼしていることが明らかとなった。
また、豪州最大の人口を擁するニューサウスウェールズ(NSW)州でコロナ感染者数が過去最多となったことも嫌気された。
この日の豪ドルは7月28日以来の安値となり、次の支持線である0.7289ドル付近に近づいた。
NZドルも0.31%安の0.6974米ドルと1週間ぶり安値を付けた。
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁など米当局者2人は9日、テーパリングが間近だとする認識を示した。
FRBによる資産買い入れの縮小、豪州でのロックダウン(都市封鎖)継続、コモディティー価格の下落などの見通しを背景に、リスクに敏感な通貨は圧力を受け続ける見通し。
ウエストパックの金利ストラテジストは「現在のロックダウンが目先の焦点であり、市場の評価を左右する要因であることに変わりはない。値動きと経済的なリスクは依然として下向きだ」と述べた。
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