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Monday, October 18, 2021

知的障害のある高校生の口にトイレ紙詰める、元職員2人を逮捕…運営法人「研修強化する」 - 読売新聞オンライン

 岡山県津山市内の障害児入所施設「津山ひかり学園ひかりの風」で、職員だった男2人が知的障害のある男子高校生の口にトイレットペーパーを丸めて詰めるなどの虐待をしたことが明らかになった。2人の逮捕を受け、施設を運営する社会福祉法人・津山社会福祉事業会は18日、津山市内で記者会見を開き、経緯を説明した。

 岡山県警に暴行容疑で逮捕されたのは、同施設の児童指導員だった男(58)(津山市)と、看護師の男(46)(同)の両容疑者。

 同法人によると、児童指導員だった男は臨時職員で4年施設に勤務。障害者に対し大声を出すなどの問題行動はなかった。看護師の男は正規職員として6年勤務しており、日常的に大きな声を出すことがあった。昨年11月、大声を上げているのを聞いた利用者が驚き、保護者に相談。報告を受けた児童相談所による指導があった。

 虐待があった6月と8月、施設内には他の職員もいたが、別の入所者の支援をしていた。9月14日に施設長に虐待の通報があり、翌日、県や児童相談所などに報告。その後の調査に対し、看護師の男は虐待を認めた。児童指導員だった男は「記憶にない」と当初は否定したが、のちに認めた。

 被害に遭った高校生の保護者には謝罪しており、保護者は「けがはなかったのか」などと、心配をしていたという。社会福祉法人の久常勝実理事長が18日、記者会見で謝罪し「再発防止のため研修を強化する」と語った。同施設には18歳までの知的障害者24人が入所し、職員20人が勤務している。

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