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Tuesday, October 4, 2022

金利のピークは近い、豪中銀のハト派サプライズで期待高まる - ブルームバーグ

世界の株式および債券の強気派は、オーストラリア準備銀行(中央銀行)の ハト派サプライズが市場に与えたインパクトが長続きすることを期待している。世界的な大幅利上げが始まりではなく終わりに近づいていると論じる根拠になるからだ。

  中銀が4日、予想よりも小幅な0.25ポイント利上げを発表した後、金利に敏感な豪3年債の利回りは2008年以来の大幅低下となった。影響は世界に広がり、米国債も上昇、ニュージーランド国債利回りは低下し、日本株の上げにもつながった。

  豪中銀の予想外の動きは、今年に入り世界の債券と株式相場を圧迫してきた積極的な利上げの波が終わりに近い兆候と解釈されるだろう。オーストラリアは少なくとも2021年終盤から、債券市場の先行指標となってきた。中銀は同年11月にイールドカーブコントロールを断念し、豪国債利回りは急上昇した。

  ベル・アセット・マネジメントのネッド・ベル最高投資責任者(CIO)は「市場が金利の上限を織り込みつつある段階にきていると思う。インフレが和らぐ軌道が見え始めるだろう。それはこの日の豪中銀と同様の動きが見られることを示唆する良い兆候だ。利上げのペースは鈍化するだろう」と話した。

RBA delivers biggest dovish shock since massive 2008 rate cut

 

  米2年債利回りは4日、一時約8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し4.03%。3日は17bp低下だった。豪3年債利回りは32bp低下。豪株式市場の代表的指数であるS&P・ASX200は2020年6月以来の大幅上昇を記録した。

 

原題: Australia Supercharges Market Debate That Peak Rates Are Near(抜粋)

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