東京株式相場は反発。米金融引き締めが経済に与える悪影響の懸念が残る中でも、金利上昇やインフレの恩恵を受ける銘柄への見直し買いが優勢になった。銀行や保険など金融株が上昇し、商社や鉱業、非鉄金属といった資源関連も値上がりした。外国為替の円安が追い風になり、自動車や機械など輸出関連の一角も高い。
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市場関係者の見方
JPモルガン・アセットマネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジスト
- 株式市場でリスクオフ一辺倒の印象はない。米国のインフレや景気悪化の懸念がぬぐえない中でも、インフレや金利上昇に強い資源関連株や金融株は上昇している
- 日本が海外に遅れて経済正常化にシフトするのは想定通りではあるものの、実際にそういう方向を確認できたことは経済関連再開関連にポジティブだ
- もっとも投資家としては、米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過したからといってリスクを取れるということはない。雇用統計や米消費者物価指数(CPI)などで賃金・インフレを確認する待ちの姿勢に移行している
東証33業種
上昇率上位 | 鉱業、電気・ガス、石油・石炭製品、銀行、卸売、輸送用機器 |
下落率上位 | サービス、情報・通信、その他製品、精密機器、電機 |
背景
- 首相が資産所得倍増に 意欲、NISA抜本的拡充-水際対策も緩和
- 米長期債利回りが
急伸、10年債利回り3%上回る-金融政策巡る懸念で
- FOMC、0.5ポイント 利上げ-FRB議長は同幅利上げ継続を示唆
- 英中銀、政策金利1%に上げ-10%インフレと マイナス成長予想
- ドル・円相場は1ドル=130円台後半で推移、前営業日の日本株終値時点は130円41銭
からの記事と詳細 ( 日本株は電機や素材に景気警戒の売り、銀行は上昇-TOPIX小動き - ブルームバーグ )
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