東京株式市場は上昇。米金融引き締めによる景気の先行き懸念が和らいでいる。4月の米個人消費支出(PCE)ではインフレ指標の上昇率が鈍り、個人消費は堅調に伸びた。海外景気に敏感な電機や機械株が上昇。鉄鋼などの素材株にも買いが入り、空運やサービス株も高い。内外需銘柄の幅広い業種が値上がりしている。
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市場関係者の見方
東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジスト
- 米PCEは株式市場にとって期待にジャストミートする内容。インフレの鎮静化と景気が激しく減速していないことを同時に示した
- PCEコアは前年比の伸び率が2カ月連続低下。緩やかなサプライチェーンの回復が貢献している
- 個人は新型コロナ禍で増えた貯蓄とキャピタルゲインを背景に消費水準を保ち、利上げ期間の景気悪化をある程度下支えしてくれそうだ
- 米国株は値幅、日柄の両面で十分調整したため、いったん底を打って1-2カ月の戻り局面入りとなる可能性が高い。日本株にとってもグロース株中心に追い風になろう
東証33業種
上昇率上位 | 機械、サービス、電機、鉄鋼、精密機器 |
下落率上位 | 保険、電気・ガス、パルプ・紙 |
背景
- 米個人消費支出(PCE)、インフレ調整後ベースでも
堅調-貯蓄率低下
- PCE総合価格指数は、前月比0.2%上昇(前月0.9%上昇)
- 上海市、コロナで打撃受けた経済の 支援策50項目発表-検査要件も緩和
- 27日のニューヨーク原油先物は0.9%高の1バレル=115.07ドルと3日続伸
- 前日の海外市況は こちらをご覧ください
からの記事と詳細 ( 日本株は続伸へ、米物価高鈍化や消費堅調-電機など内外需銘柄に買い - ブルームバーグ )
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