[ロンドン 6日 ロイター] - 6日の英債市場で売りが強まり、10年債利回りが一時3.147%と2014年の高水準(3.092%)を上回り、2011年7月以来の高水準を付けた。英与党保守党党首に選出されたリズ・トラス外相が新首相に就任したことを受けた。
関係者によると、トラス新首相は政府保証が付いたエネルギー業者への融資を活用することにより、今冬の家庭用電気料金をほぼ現行水準で凍結する計画という。市場では、この計画を実行した場合に必要になるであろう追加の国債発行の規模を注視している。
30年債利回りは一時約25ベーシスポイント(bp)上昇した。終盤は17bp高の3.374%。1日の上昇幅としては2020年3月以降で最大となる見込み。
終盤の10年債利回りは13bp上昇の3.070%。
一方、バークレイズとHSBCのエコノミストは、エネルギー料金の上限が抑えられることで、短期的にインフレのさらなる高進が阻止され、イングランド銀行(英中銀)による緊急的な利上げの可能性が低下すると指摘。短期的なインフレや英中銀の利上げ判断に敏感な2年債利回りは6bp低下し3.14%となった。
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