
[東京 28日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は弱含み
の展開となる見通し。前日の米国市場で米長期金利が上昇する中、金利上昇局面で売られ
やすいハイテク銘柄が下げたことが嫌気され、グロース株(成長株)を中心に売りが出そ
うだとみられている。
日経平均の予想レンジは2万6200円─2万6400円。
前日の米国株市場では、S&P総合500種とナスダック総合が下落して取引を終
えた。米国債利回りが上昇し、金利に敏感な大型株を圧迫した。特に、米電気自動車(E
V)大手テスラの売りが目立ったことから「東京市場でもグロース系のハイテク関連銘柄
が弱含むだろう」(SBI証券の浅井一郎投資情報部次長)との声が聞かれた。
前日に続き商いは薄いとみられるが、休暇に入った個人投資家による売買が活発
になり、小型株に動きが出る可能性もある。
個別では、オリエンタルランドが注目される。同社は27日、2023年3
月31日の株主に1対5の株式分割を実施すると発表した。分割後は、最低売買金額が、
一般NISAの上限120万円を下回るとみられ、個人投資家の買いが集まるとの見方が
出ている。
きょうは11月の鉱工業生産指数が発表されるほか、日銀が先週の金融政策決定
会合での主な意見を公表する。
前営業日終 年初来高値 年初来安値
値
日経平均 26447.87 29388.16 24681.74
+42.00 2022/1/5 2022/3/9
シカゴ日経平均先物 26210(円建
当限 て)
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