ウェザーニュース花粉飛散傾向【2021.1.25発表】
2021/01/25 15:19 ウェザーニュース
ウェザーニュースが1月19日・20日に行った調査では、花粉症と自覚する方の中でも一部の敏感な方はすでに症状が出ているようです。
この先も平年より気温の高い傾向が続く予想のため、まもなく花粉シーズンが始まる予想です。
この先も平年より気温の高い傾向が続く予想のため、まもなく花粉シーズンが始まる予想です。
年末以降、強い寒気が流れ込みやすく寒い日が多かったものの、1月後半になって15℃を超える暖かい日がありました。
今週から2月はじめにかけては、気温のアップダウンはあるものの全体的に見ると平年より気温は高い傾向です。
このため、スギの雄花は順調に生長を続け、東京や静岡、福岡など早い所では2月上旬までに基準(※)を超えるような花粉の飛散が始まる予想です。
1月後半の暖かさの影響などから、西日本では、前回(12月)に発表した飛散開始予想日から5日〜1週間ほど早まった所もあります。
※独自花粉観測機「ポールンロボ」の3割以上が1日10個以上の花粉を観測
飛散開始が早い東京など関東や東海、九州では、2月下旬にはスギ花粉は本格的な飛散(ピーク)が始まる予想です。
スギ花粉の後はヒノキ花粉が飛び始め、関東では4月下旬まで春の花粉のピークは続くと見ています。
花粉の雄花は冬の適度な寒さで目覚め(休眠打破)、その後の暖かさで成長して飛び始めます。
そのため、気温の低い北日本ほどその休眠打破が早く、さらにその後の暖かさにより早く生長し花粉飛散も早まると考えられます。
実際にウェザーニュース会員から届いたスギ花粉の雄花の状況を見ても、例年より早く成長している様子が分かりました。
そのため、気温の低い北日本ほどその休眠打破が早く、さらにその後の暖かさにより早く生長し花粉飛散も早まると考えられます。
実際にウェザーニュース会員から届いたスギ花粉の雄花の状況を見ても、例年より早く成長している様子が分かりました。
過去に記録的暖冬となった2007年も全国的に飛散開始が早く、東京では1月31日に飛散開始となりました。
この先の天気を見てみると、天気は周期的に変化します。晴れて日差しの温もりを感じられる日は、関東や東海、九州北部ではいつ花粉が飛散をはじめてもおかしくない状況です。花粉症の方は、こまめに花粉飛散情報を確認することをおすすめします。
昨シーズンは記録的な暖冬で、全国的に早い花粉飛散開始となりました。今シーズンは昨シーズンより遅めとなるところが多い見込みですが、いよいよ花粉シーズンが目前に迫ってきています。花粉症の方は、早めに対策を進めるようにしてください。
スギの雄花が生長する11月頃には、ウェザーニュース会員の皆さんとスギの雄花調査を実施。頂いた報告をもとに改めて第2回飛散予想を発表する予定です。
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