今季はリバプールでの初のフルシーズンを戦っていた南野。昨年12月のクリスタル・パレス戦(7-0)ではプレミアリーグ初ゴールを記録したが、以降リーグ戦で6分間の出場にとどまり、厳しい状況が続いていた。そして移籍市場最終日となった1日、サウサンプトンに今季終了までのレンタル移籍が決まっている。
『The Athletic』によると、買い取りオプションはなし。サウサンプトンが給料を負担し、レンタル料は最大50万ポンド(約7200万円)になるという。また、南野本人は出場機会を望んで移籍を決断したようだ。
さらに同メディアは「サウサンプトンは彼に何を期待しているのだろうか?」とし、新天地で日本代表FWに期待される役割について分析。以前にRBグループの1つであるザルツブルクでプレーしていたことが、新チームの適応に役に立つと指摘した。
「ラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、ここ数週間沈黙していた攻撃陣にミナミノが創造的な閃きを加えてくれることを期待しているのだろう」
「サウサンプトン指揮官は、RBグループで働いていた経験を持つ(ライプツィヒ:2016~2018年)。それゆえ、ミナミノのことはよく理解しているはずだ」
「ミナミノもハーゼンヒュットルが採用する4-2-2-2システムを熟知しており、シームレスな移行が可能になるだろう」
また、サウサンプトンでの出場機会についても以下のように分析した。
「(30日の)アストン・ビラ戦(0-1)でセオ・ウォルコットが負傷したため、サウサンプトンにとっては良いタイミングでミナミノの加入が決まった。ウォルコットはスタメンの常連となっており、指揮官はアタッカー陣に新戦力を加えたいと考えていたはずだ」
「ネイサン・レドモンドとムサ・ジェネポは今季頻繁に負傷している。ミナミノはかなりの出場機会を得ることができるだろう」
そして最後に「彼らのスカッドは紙のように薄い。そのため、リバプール選手をローンで獲得できたのは、思いもよらぬ大成功とみなされるべきだろう」と、サウサンプトンにとって大きな補強になるとしている。
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