静岡県は、大都市部から本県への移住希望者に複数の市町を案内する「移住コーディネーター」を2021年度に新設する方針を固めた。新型コロナウイルス禍に伴い地方回帰の流れが強まる中、多様な移住のニーズに対応できる本県の利点を生かし、移住希望者に幅広い選択肢を提示する広域的な対応を強化する。
東京・有楽町の県移住相談センターでは、移住相談員や就職相談員が首都圏などの移住希望者に対応し、ニーズに合わせて各市町の担当職員につないでいる。ただ、県内の市町を紹介しても、希望に沿わない場合は他県に流れてしまうケースがあるという。こうした“取り逃し”を防ぐため、移住コーディネーターは1カ所目に紹介した市町が移住希望者のニーズに合わなかった場合、別の県内市町を案内する。また、同時に複数の市町を紹介するなど、広域的に対応する役割も担う。
県内では移住先として、首都圏に比較的近く観光でなじみのある伊豆・東部地域の人気が高いが、中部や西部を含め、都市部や中山間地、海岸沿いなど多様な地域性がそろっている。移住コーディネーターの配置により、移住希望者に県内の広域的なエリアに関心を持ってもらうきっかけにしたい考えだ。
からの記事と詳細 ( 静岡県へ移住いかが コーディネーター新設、複数市町を案内|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞 )
https://ift.tt/39TUDxG
No comments:
Post a Comment