Pages

Monday, September 27, 2021

NY外為市場=ドル上昇、米債利回りの動きに追随 FRB当局者発言に注目 - ロイター

    [ニューヨーク 27日 ロイター] - ニューヨーク外為市場で
ドルが上昇。米連邦準備理事会(FRB)当局者から量的緩和縮小(テ
ーパリング)の年内開始見通しを支える発言が出てくるかが注目される
中、3カ月ぶりの高水準を付けた米債利回りの動きに追随した。
    28日に行われるパウエルFRB議長の議会証言に注目が集まる。
イエレン財務長官も同証言に臨む。
    また27日には、ブレイナードFRB理事が米雇用はFRBが資産
買い入れ削減を開始する基準に「まだ少し足りない」と述べ、新型コロ
ナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が秋にかけて雇用に及ぼ
すリスクを強調。一方、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、米経
済の改善が予想通り継続すればFRBは資産買い入れペースの縮小を間
もなく開始する可能性があると述べたほか、シカゴ地区連銀のエバンス
総裁も、米経済はテーパリング開始に向けた基準を間もなく満たし、利
上げが正当化されるのは2023年後半になるとの見解を示した。[nL4
N2QT3DH]
    終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数は0.1%高の
93.37。
    TDセキュリティーズのシニアFX戦略のマゼン・イッサ氏はリサ
ーチノートで「テーパリング自体はサプライズではなく、量的緩和の早
期終了はドルへの下方リスク軽減につながる」と述べた。
    8月の米耐久財受注統計で民間設備投資の先行指標とされるコア資
本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月から0.5%増と
、予想を上回ったことも、ドルへの追い風となった。   
    ユーロ/ドルは0.1%安の1.1698ドル。ドイツ
総選挙の結果はさほど材料視されなかった。
    ドル/円は0.3%高の110.99円。一時3カ月ぶ
り高値に迫った。ドルは対スイスフランでも0.2%高の0
.9259フラン。
    テンパスのFXストラテジスト兼トレーダー、ファン・ペレス氏は
「ドルが現水準から下落する明確な理由はない」とした上で、今週はド
イツや日本で誕生する新政権、米議会の動向などが注目材料になる見通
しとした。
    中国の不動産開発大手、中国恒大集団を巡る懸念が後退
する中、リスクに敏感な豪ドルは対米ドルで0.4%高の0.7289
米ドル。
    中国人民銀行は27日、リバースレポで1000億元(155億ド
ル)を供給した。
    
  ドル/円 NY午  110.99/111.02
             後4時  
              始値         110.90
              高値         111.06
              安値         110.79
  ユーロ/ドル N  1.1696/1.1700
         Y午後4時  
              始値         1.1707
              高値         1.1710
              安値         1.1690
 
    
   

    
 (表はリフィニティブデータに基づいています)
 
 

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( NY外為市場=ドル上昇、米債利回りの動きに追随 FRB当局者発言に注目 - ロイター )
https://ift.tt/39EEFqh

No comments:

Post a Comment