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Thursday, October 21, 2021

台湾から視察団がヨーロッパ訪問 相次ぐ関係強化の背景は? - NHK NEWS WEB

文書を採択した背景には、ヨーロッパにおいても中国を脅威ととらえる認識が広がっていることがあります。

具体的には、中国は、世界各地で「一帯一路」の構想を掲げてインフラ整備を支援するなど経済的な存在感を強めたり、ヨーロッパ各国にある大使館を通して自国の主張を発信する活動を活発化させたりしているとして警戒感が強まっています。

また、ヨーロッパでは、台湾は中国からの圧力にもかかわらず自由や民主主義といった価値観を守っていると見られていて、こうした価値観を重視しているヨーロッパ議会としては、台湾と連帯する姿勢を強調したいねらいもあるとみられます。

さらに、世界的に半導体不足が続くなか、半導体の分野で存在感を示す台湾と戦略的な関係を築きたい思惑もあります。

今回のEUに対する勧告には拘束力はありませんが今月19日、勧告の内容を巡って行われた討論の場で、EU側は「『1つの中国』政策のもと台湾との関係や協力を発展させることに関心がある。台湾は同じ考えをもったパートナーでEUは、台湾の民主主義や法の支配、人権などに基づく体制を支持していく」と述べ台湾への関与を強めていく姿勢を強調しています。

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