博報堂をはじめとするグループ9社は、流通・小売・メーカーのデジタルトランスフォーメーション(DX)体制を強化し、オンライン/オフライン領域で消費者に新しい買い物体験を提供する戦略組織「ショッパーマーケティング・イニシアティブ」を発足した。消費者データの活用を起点に買い物客を深く洞察し、戦略立案、企画実装、店頭実現まで支援しながら流通・小売・メーカーのビジネス成長に貢献する有益な買い物体験を提供する。 同組織の参加企業は、博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂DYホールディングス、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、博報堂プロダクツ、博報堂DYアウトドア、セレブリックス、エクスペリエンスD、バックスグループ。各社が有する専門機能と各領域に分散する約1000人のスペシャリストを結集し、「ひとつながり」のチームとして有機的に実行するという。 現在、集客から購買領域を含めた「販促・コマース領域」において急速なデジタル化が見られる。この領域のDX対応を起点に、OMO型(オンライン/オフライン統合型)の新たな買い物体験の検討・提供が企業の競争力を高める上で重要な課題となっている。 今回発足したショッパーマーケティング・イニシアティブは、博報堂が2003年から進めてきた「ショッパーマーケティング」や「買物研究所」といった活動を発展的に継承し、博報堂DYグループ横断型の戦略組織とした。ショッパーマーケティングデータ(ID-POSや会員データなど)の高度な活用を起点に、オンライン/オフラインのソリューションで統合・実装することで、買い物客の課題ファーストで新しい体験を提供し、流通・小売・メーカーのビジネス成果を生み出すことを強みとしている。 ショッパーマーケティング・イニシアティブでは、ショッパーマーケティングデータを活用しながら、博報堂を中心に全体の買い物体験設計を行い、博報堂DYメディアパートナーズ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、博報堂プロダクツ、博報堂DYアウトドアなど広告・販促専門機能を持つグループ会社と連携し、リテールDX(小売・店舗におけるDX)、コマースDX(購買接点のDX)、デジタル販促、リアル販促などのソリューションを提供する。 セレブリックス、バックスグループ、エクスペリエンスDが、ストア人材やラウンダー派遣から店舗設計までを担い、買い物客との重要な接点となる実店舗での店頭実現までを行う「価値創造型の次世代ショッパーマーケティング」を提供する。ソリューション合わせた最適なアライアンス推進体制も構築する。
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