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Tuesday, November 30, 2021

対策本部会議で知事 「オミクロン株」監視態勢強化の方針|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

国内で初めて感染者が確認された新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」について、鈴木知事は30日の対策本部会議で、今後、道内で確認された新型コロナ感染者のうち、海外や道外に滞在歴があるすべての人を対象にゲノム解析を行うなど、監視態勢を強化する考えを示しました。

南アフリカで確認された新たな変異ウイルス「オミクロン株」は、感染が各国に広がっていて、日本国内でも初めて、アフリカ南部のナミビアから入国した男性の感染が確認されました。
対策本部会議で、鈴木知事は「オミクロン株はヨーロッパをはじめ世界各地に広がりを見せている。ワクチンや治療薬の効果、再感染のリスクなどに注視が必要と評価されており、情報収集に努めていきたい」と述べました。
そのうえで、今後、▽道内で確認された新型コロナ感染者のうち、海外や道外に滞在歴があるすべての人を対象にゲノム解析を行うとともに、▽スクリーニング検査の手法が確立され次第、速やかに実施するなど、監視態勢を強化する考えを示しました。
また、道は会議で、年末年始を控え、今後、忘年会や正月の帰省などでふだん会わない人との接触の機会が増えるとして、道民に対し、感染を防ぐための基本的な対策を徹底するよう呼びかけていくことを決めました。

【記者会見で】
鈴木知事は、対策本部会議のあとの記者会見で新たな変異ウイルス「オミクロン株」について、「現時点では、年代別の感染への影響や重篤度、ワクチンや治療薬の効果、再感染のリスクなどに注視が必要だとされている。まだ不明な点が多いものの、基本的な感染防止行動が重要だということに変わりはない」と述べました。
そのうえで、「新型コロナの感染者のうち、海外、道外に滞在歴がある患者については原則、すべての検体を対象にゲノム解析を実施することとし、札幌市や旭川市など保健所設置市とも認識を共有した。スクリーニング検査についても手法が確立されれば、実施していきたい」と述べました。
一方、道内の感染状況について、鈴木知事は、「この1週間の新規感染者数は札幌市と旭川市で全体のおよそ8割を占めている。感染防止行動の徹底を図る必要がある」と指摘しました。
そのうえで、「クリスマスや正月で宿泊客の増加も予想されている。1年前は、年末年始の社会経済活動の活発化で、年明けから感染が増加した経験があり、1人1人の行動が重要な時期だ」と述べ、道民に対し、基本的な感染防止対策を徹底するよう呼びかけました。

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