[29日 ロイター] - <ロンドン株式市場> バンクホリデーのため休場。 ロンドン株式市場: <欧州株式市場> 続落して取引を終えた。テクノロジー株を中心に下落した。 STOXX欧州600種指数は6週間弱ぶりの安値を付けた。金利に敏感な テクノロジー株指数は2.36%下げた。 中央銀行当局者らの発言が景気後退のリスクが高まる中でインフレ抑制の積極的な引 き締めへの懸念を高め、国債利回りは急伸した。 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は先週末、景気後退に陥るとしても 、インフレを抑えるために強力に行動する必要があると発言。理事会メンバーのビルロワ ドガロー仏中銀総裁とカザークス・ラトビア中銀総裁も9月に再び大幅利上げな利上げを 決めることを示唆した。 キャピタル・エコノミクスの欧州担当チーフエコノミスト、アンドリュー・ケニンガ ム氏は「シュナーベル氏もビルロワドガロー氏も次回会合で何を支持するかは明言してい ない。8月のインフレ指標とECBの経済予測の改定を見てから決めたいのかもしれない 」と述べた。 「欧州の恐怖指数」とも呼ばれる投資家の不安心理の度合いを示すユーロSTOXX 50ボラティリティ指数は一時29.724と、約6週間ぶりの大きさとなった 。 英国市場は休日のため休場だった。 欧州株式市場: <ユーロ圏債券> 利回りが急上昇した。市場は欧州中央銀行(ECB)が9月の理 事会で75ベーシスポイント(bp)の大幅利上げに踏み切る可能性を織り込み始めた。 特に注目されたのがシュナーベルECB専務理事の発言。同理事は27日、米カンザ スシティー地区連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で、世界の中央銀 行は信頼を失いかねず、たとえ景気後退(リセッション)に陥ってもインフレを抑えるた めに強力に行動しなければならないと述べた。 ノルデアのチーフアナリスト、ジャン・フォン・ゲリッチ氏は「(ジャクソンホール での)最も重要なシグナルはシュナーベル氏で、インフレ期待が目標を上回り、中央銀行 がより大幅に利上げしなければならないリスクについて語った。これは目新しいことだ」 と指摘した。 リフィニティブのデータによると、金融市場は9月8日のECB理事会での利上げ幅 について、50bpは完全に織り込んだ上、75bpとなる確率を67%まで織り込んで いる。 26日序盤時点では75bp利上げの可能性織り込みは24%だった。 利上げ観測が高まる中、金利期待に敏感なドイツの2年債利回りは19bp上昇し、 1.162%と6月17日以来の高水準を付けた。 指標となる独10年債利回りは15bp上昇し1.548%。2カ月ぶりの高水準を 付けた。 イタリア10年物利回りは17bp上昇し3.873%。6月中旬以来 の高水準となった。 独伊10年債の利回り格差は236bpと、1カ月ぶ りの水準に拡大した。 ユーロ圏金融・債券市場: <為替> 欧州終盤 アジア市場 コード 終盤 ユーロ/ドル 0.9995 0.9941 ドル/円 138.74 138.70 ユーロ/円 138.71 137.92 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード STOXX欧州600種 422.65 -3.44 -0.81 426.09 FTSEユーロファース 1667.67 -14.71 -0.87 1682.38 ト300種 ユーロSTOXX50種 3570.51 -33.17 -0.92 3603.68 FTSE100種 休場 7479.74 クセトラDAX 12892.99 -78.48 -0.61 12971.47 CAC40種 6222.28 -51.98 -0.83 6274.26 <金現物> 午後 コード 値決め 1751.25 <GOLD/EU1 > <金利・債券> 米東部時間13時21分 *先物 清算値 前日比 前営業日 コード 終盤 3カ月物ユーロ 99.10 -0.05 99.15 独連邦債2年物 108.85 -0.21 109.06 独連邦債5年物 123.57 -0.69 124.26 独連邦債10年物 148.61 -1.35 149.96 独連邦債30年物 165.94 -2.12 168.06 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード 終盤 独連邦債2年物 1.089 +0.137 0.867 独連邦債5年物 1.316 +0.140 1.173 独連邦債10年物 1.509 +0.118 1.393 独連邦債30年物 1.604 +0.072 1.533
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