[29日 ロイター] - 米労働省が29日に発表した24日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は9000件増の22万5000件となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想に一致した。
17日までの1週間の継続受給件数は前週比4万1000件増の171万件だった。継続受給件数は10月上旬から増加傾向にあり、パンデミック(世界的大流行)前の水準である170万─180万件に達したのは2月以降で初めて。同水準は労働市場の逼迫を示すとみられている。
新規失業保険申請件数はここ数週間不安定な状態が続いているが、エコノミストが警戒水準としている27万件を大きく下回って推移している。ハイテクや住宅など金利に敏感な業界でレイオフが相次いでいるものの、解雇された労働者が比較的容易に再就職できているとみられるため、申請件数には大きな影響が出ていない。
ジェフリーズのマネーマーケットエコノミスト、トーマス・サイモンズ氏は「大企業によるレイオフの発表が最近増えていることから、年末の申請件数は通常よりも増えるとみていたが、今のところそうなっていない」と指摘。退職金によって解雇された労働者による失業保険申請が後ずれしている可能性もあるが、「これを定量化するのは非常に難しい」と述べた。
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