敏感さも長所として捉えることが大事
「人の顔色や話している内容が気になる」「においや音に過剰に反応してしまう」など、日常生活のさまざまなことに対して敏感に反応してしまい、生きづらさを感じてしまう人も少なくありません。これを、心理学者のエイレン・N・アーロンは、「敏感な人」を示す概念として、「HSP」と提唱しました。
遠い昔、人間が狩猟生活を送っていたときは、獲物を捕らえるためにも敵から自分の身を守るためにも、敏感であることは欠かせない能力の1つでした。
こうした人間が持つ敏感さも時が経ち、生活環境が安定するにつれて薄れていきましたが、現在でも5人に1人の割合でこのような敏感な気質が受け継がれているのです。
これは決して欠点というわけではありません。これまで、「気弱」「内向的」といって批判されてきたHSPの性質は、敏感だからこそ周囲への気配りができ、相手の立場に立って物事を考えることができるといったように長所として受け入れられるようになってきたのです。
出典:『心療内科の名医が教える 怒り、不安がすぐ消える 魔法の感情整理術』
【書誌情報】
『心療内科の名医が教える 怒り、不安がすぐ消える 魔法の感情整理術』
監修:ゆうきゆう
日々の生活の中でなにかとすぐにイライラしたり、びくびくしたり、「怒り」や「不安」などの感情をうまくコントロールすることができないという悩みを抱えている人は少なくないかと思います。本書は、そのようなココロが忙しくて疲れを感じている人の支えになる感情整理術の書籍です。
家庭間や職場、学校などでつい熱くなって言い返す前に実践してほしい感情整理のテクニックや、もっと気楽に物事をとらえるコツ、一瞬でできる心の落ち着かせ方など、ゆうきゆう先生流のココロが楽になる術をまとめた一冊。
公開日:2022.10.08
オススメ記事
からの記事と詳細 ( 最近耳にする「HSP」が決して短所ではない理由とは?【魔法の感情整理術】 - ラブすぽ )
https://ift.tt/4ApGxOm
No comments:
Post a Comment